谷川ハウス

Veig として初の仕事となったこの空間は遠山正道氏が知人から譲り受け使い始めた別荘の庭園だ。 住居は詩人の谷川俊太郎が一編の詩を建築家である篠原一男に託し建てたものである。 浅間山麓のこのエリアは寒冷地として知られており、火山活動による堆積物が主な土壌である。 森はアカマツやブナ類が多くを占める初期の遷移段階で下層はツリバナとウグイスカグラが群生している。 本プロジェクトでは、その中で生態系の一員であるヒトが自らの居場所を探し出し、有用植物などを通じ他の生物と共に過ごす距離感や関係性を見つけ出す体験を重視した。鳥が枝で巣をつくり、イノシシが土を掘り返すように。